第7話

プレゼントは…
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2017/10/05 10:36
徒歩でとりあえず大型ショッピングモールへ向かう

「そういえば、おばさんには言ってないの?
 彼女いること」

歩いている道中気になって聞いてみた。

「あぁ、まだ言ってない」

「なんで?」

「母さんに言ったら何しでかすか
 わかんないだろ?あの人、人の恋愛
 大好きだから(笑)」

確かにそうだった(笑)

お隣さんの誰々が…とかいつも話してたっけ

「まぁいつかは言ってやんなよ?」

「わかってるよ〜」

「絶対分かってない(笑)」

こういう会話もけっこう久々かも。
やっぱり和磨と話すのは楽しいな。

――――――――――――――――――――――――――――――――――

そしてあっという間にショッピングモールに
ついた。


「それで彼女さんへのプレゼントって
 なんの記念日?」

「誕生日」

「彼女さんの好きな色は?」

「ピンクだってさ。」

「そっか〜」

ピンクか…
答えがかわいい

「あなたは黒とか紫だもんな」

「悪かったわね!好きな色が可愛くなくて。」

「別にいいんじゃね。
 あなたはあなただしな?」

うっ。キュンときてしまった。

「はじめてのふたりで迎える誕生日
 何でしょ?」

話を逸らすことにした

「そうなんだよ!
 でもプレゼントで失敗はしたくないだろ?」

「それは、分かる」

うーん。何がいいかな?

「じゃあペアブレスレット何かどう?」

「ペアブレスレット?」

「うん、まだ高校生だからそんなには
 奮発できないけどブレスレットなら
 女子は喜ぶ!」

「おぉ!さすが女子!」

「じゃあ探しに行くよ〜!」


―――――1時間後――――――

けっこういい感じのを見つけた。

ペアブレスレットの男子の方は
黒で、女子の方はピンク色。

シンプルだけどとてもかわいいし、
ペアっぽい感じがする。

「サンキュ!あなた」

「いいって、ちゃんと大事にしてあげなよ?」

「わかってる」


すると和磨が

「なぁ腹減らねぇ?」

「ちょうどお昼か〜。お腹すいた!」

家を出たのが10時頃。
歩いて20分くらいで、ついて
探すのに一時間程度。

そりゃお昼の時間になる。

「なぁ、食べたいもの当ててやろうか?」

「私だって当ててあげる」




「「ハンバーガー」」



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