第9話

私に…?
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2017/10/06 12:51
「じゃあそろそろ帰るか」

「うん、そうだね」

楽しかったな〜。
少しだったけど…ちょっとデート気分?

なんて…

他愛もない話をしながら一緒に帰る。

こんなのも久々だ。


でももう家につく。

「じゃあね、彼女大事にするのよ!」

「わかってるって」

「じゃあ」

とドアを閉じようとすると

「あ、ちょっと待って」

「ん?何?」


すると和磨は鞄の中から

クマのキーホルダーを出した

「これあなたにやるよ」

「え…」

紫色のハートを持っているふわふわの黒いクマの
キーホルダーだった。

「あなたの好きな色が2つともあるし
 気にいるかなって」

「でも、なんで私に…」

「お礼、今日のな?」

じゃ

と言って帰っていった。

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いやいや、お礼って彼女でも
ないのに、クマのキーホルダー渡す?

和磨の方から遠くなったくせに
なんで私に…
私は諦めようと必死なのにな…

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