病院に行って風邪と診断され、薬をもらった
「よかったな〜、そんなにひどくなくて」
「そうだねコホコホ」
「まぁゆっくり寝な?
父さんあんまり料理できないけど
おかゆくらいは作れるから」
「ん、ありがと」
家に帰るなりあっという間に
寝てしまった。
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お昼
「おーい、あなた。
起きろ。」
「んん。」
「お昼食べて、薬飲まないと」
「うん、わかってるコホコホ
ありがと」
「じゃあここにおかゆと
薬と水置いとくから、食べ終わったら
そのままでいいからな?」
「うん」
なかなかお父さんの手料理は
食べられないからとっても嬉しかった。
そういえばまだスマホ見てなかったと
思い、薬を飲み終えてスマホを
見てみると、
知沙。慎ちゃん。
ありがとう!
すると…
和磨…
あなたの彼女が私にあんなこと
したんですよ。
なんて言えたらどれだけすっきりするか…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。