第21話

約束破って…(大和目線)
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2017/10/14 03:05
あなた先輩が休んだ。
きっと昨日濡れてたから…

でもそんなことを知らない和磨先輩は
他の先輩達と彼女の話をして盛り上がっていた。

これは、もう言うしかない。
あなた先輩との約束破ることに
なるけど、我慢の限界。

「和磨先輩!練習終わったあと
 ちょっといいですか?」

「あ〜、美姫菜は今日は一緒に
 帰れないって言ってたし、いいぞ?」

「ありがとうございます。」


練習後

「で、話ってなに?」

「あなた先輩、今日休みなんですよね?」

「ああ。あなたが休むのは珍しいけどな」

「俺、あなた先輩が休んだ理由
 知ってるんです。」

「え?」

「和磨先輩の彼女さんが、
 コップに汲んだ水をあなた先輩に
 かけたんです。
 コップくらいで、なんて思ってる
 でしょうけど、それ以前から、
 いろいろ心に傷をおってたんだと
 思います。きっとそれが原因です。
 昨日…そのことで俺のところで泣いたんです。」

「あなたが…泣いた?」

彼女さんがしたことよりあなた先輩が
泣いたことに驚いている。

「はい。」

「そ、そうか」

「和磨先輩は、あなた先輩のこと
 どう思ってるんですか?」

核心をつく質問をしてみた

「あなたのことは…
 ただの妹みたいな感じで…」

「じゃああなた先輩に告白して
 いいですか?」

「は?お前あなたのこと
 好きなの?」

「はい、好きです」


好きなのは確かだけど告白する気が
ないのは変わらない。

和磨先輩の本当の気持ちが知りたくて
発破をかけてみた

「まぁ、あなたはちょっと男っぽい
 ところはあるけど、本当は女子なものも
 知っていて、あなたはクマのぬいぐるみが
 好きなんだぜ(笑)?
 強がりが得意だけど、繊細なココロだから
 意外に泣き虫で、俺が何度慰めたか。
 でも泣きやんだ笑顔がかわいくて…」

「和磨先輩ってあなた先輩のこと…」

「それ以上言うな」

「じゃあなんで彼女をつくったんですか?」

「最初は本当にただの妹くらいにしか
 思ってなかった。」

語られたのは和磨先輩の本当の思いだった。