誰でも嫌われるのは嫌なこと
だけど、それを恐れていては何も始まらない。
だれでもいいから、一歩踏み出して、喧嘩してもいいから、お互いに何でも言い合える、そんな関係を作ることが望ましい。
喧嘩のない信頼など無い。
お互いの感情、思考をぶつけあってこそ、わかりあえたり、信頼したりできる。
だから、喧嘩をしたり、すれ違いが生じたりしたとき、勇気を持って、仲を戻すのに力を注ぐ。
それが、生きていく糧を作り、この人間社会を生きていく方法であると私は思う。
誰でも人との関係が不安なものさ。いつでもね。
私にもそういう経験はあるさ。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!