あなたへ。と書いてある手紙と
かんちゃんへと書いてある手紙があった
どちらも土で汚れていた
何年ぶりだろう…この箱を開けたのは
私宛の手紙を開いた…そこにはこう書いてあった
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あなたへ
えへへ、あなたはなにをかいてくれているのかな?
きになってみちゃいそう…だめだめ!
ひとつだけ…言いたいのはね。
ぼく、あなたのことがすき!
はつこいのひとだよー
あなたはどうおもってれているのかなー?
おおきくなったらけっこんしたいね!
あとすなばおくのきの穴に身長が届いていますように!
あなたのこえがすきだよ
このてがみをよんでるってことわ、たいむかふせるをあけたんだね!
二人で開けれてたらいいな…
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かんちゃんは…二人で開けたかったんだ…
ゴメンね。かんちゃん
今どこにいるの?あいたいよ…
私の頬には涙
とかんちゃんからのもう一枚手紙のあった…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。