第14話

無事。
2,309
2017/11/08 08:17


教室内に閉じ込めている可能性はほほない…!


うちの学校に使われてない教室なんてない!


貴『くっそ…階段降りてる暇もねぇよ!!!!』


一組方面に階段があるので一組の方に走ると嵐がたっていた


関わったら…美由紀がまたっ!…


でも、どうする…階段の前に立たれてるから階段は使えない…

上に後ろから血だらけの私を見て先生が追いかけてきてる…



貴『!……あそこだ!』


私の目に入ったのは窓だった。


大丈夫、ここは二階…大した高さもないし…行くっ!


貴『おりゃぁぁぁぁぁぁあ!!!!』


私が飛び降りると


嵐『あなた!!!!』

先『鈴木さん!!!!』


沢山声が聞こえた…



そんなのどうでもいい!早く…早く…!美由紀を…!



貴『美由紀っ!!!!どこに居るの!!!!お願いだから答えて!!!!』


外で叫んだからもちろん1年生から三年生まで窓から私のことを見てる。



貴『考えろ…考えろ…うちの学校内で…人もよらず…使われてない場所…!』



窓を割ってしまった手から血が溢れてきて

飛び散った破片で切れた頭からも血がたれてきた


そして2階から飛び降りた時に出来た足の傷からも血が…


やばい、倒れる前に美由紀を見つけねぇと…!



貴『……!わかった!あそこしかない!!!!』





うちの学校内で、人もよらず、使われてない場所…


この条件すべてが揃っているところはあそこしかない!



体育倉庫…!!!!



貴『美由紀っ…!無事でいてっ!』




私は一目散に走った_



■■■■■■■■■

ガララララッ!


貴『美由紀!!!!どこ!?!?いるんでしょ!!!!お願いだから!!!!返事をして!!!!』


この使われなくなった体育倉庫は無駄に広い…



どこにいるんだ…!


美『あなた…ッ!こ…こだよ……!』


貴『美由紀!?………いたっ!!』


ッ!


殴られて蹴られたあとが残ってる…


貴『美由紀、私の背中に乗って!今すぐ保健室行かないと!!!!』


美『う……ん…。』



血だらけの私は美由紀を乗せて保健室に向かった

















とにかく美由紀が無事で良かった…

プリ小説オーディオドラマ