教室内に閉じ込めている可能性はほほない…!
うちの学校に使われてない教室なんてない!
貴『くっそ…階段降りてる暇もねぇよ!!!!』
一組方面に階段があるので一組の方に走ると嵐がたっていた
関わったら…美由紀がまたっ!…
でも、どうする…階段の前に立たれてるから階段は使えない…
上に後ろから血だらけの私を見て先生が追いかけてきてる…
貴『!……あそこだ!』
私の目に入ったのは窓だった。
大丈夫、ここは二階…大した高さもないし…行くっ!
貴『おりゃぁぁぁぁぁぁあ!!!!』
私が飛び降りると
嵐『あなた!!!!』
先『鈴木さん!!!!』
沢山声が聞こえた…
そんなのどうでもいい!早く…早く…!美由紀を…!
貴『美由紀っ!!!!どこに居るの!!!!お願いだから答えて!!!!』
外で叫んだからもちろん1年生から三年生まで窓から私のことを見てる。
貴『考えろ…考えろ…うちの学校内で…人もよらず…使われてない場所…!』
窓を割ってしまった手から血が溢れてきて
飛び散った破片で切れた頭からも血がたれてきた
そして2階から飛び降りた時に出来た足の傷からも血が…
やばい、倒れる前に美由紀を見つけねぇと…!
貴『……!わかった!あそこしかない!!!!』
うちの学校内で、人もよらず、使われてない場所…
この条件すべてが揃っているところはあそこしかない!
体育倉庫…!!!!
貴『美由紀っ…!無事でいてっ!』
私は一目散に走った_
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ガララララッ!
貴『美由紀!!!!どこ!?!?いるんでしょ!!!!お願いだから!!!!返事をして!!!!』
この使われなくなった体育倉庫は無駄に広い…
どこにいるんだ…!
美『あなた…ッ!こ…こだよ……!』
貴『美由紀!?………いたっ!!』
ッ!
殴られて蹴られたあとが残ってる…
貴『美由紀、私の背中に乗って!今すぐ保健室行かないと!!!!』
美『う……ん…。』
血だらけの私は美由紀を乗せて保健室に向かった
とにかく美由紀が無事で良かった…
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。