目が覚めた_
目を開けるとみなれない天井。
私が目を開くとお母さんが居て
看護師さんに何かを言っていたそして
看『先生!あなたさん起きました!』
と誰かに伝えに行った。
先生?
あぁ
ここ、病院か_
*****
看護師さんが先生を呼びに行ったあとすぐ私は
異常がないかいろいろとカウンセリング的なものをされた
母『あなた〜今日何が食べたい?お父さん今日からまた海外出張だから二人で高級レストランでも行く?』
お母さんは気を使っているのではなくこれが自然体
私がなんでこんな状況になったのかも聞かないでくれる
優しい母だ。
貴『んー、今日は入院だから〜、明日ピザ食べたい〜』
そう、さっき時計を見ると午後一時を指していた
母『わかったー!あ、もう一時過ぎてるじゃない!じゃ、お母さん仕事に戻るわね〜!』
うちのお母さんは大手企業グループの副官てきな役割をしている。
貴『うん、仕事頑張って』
そういうとお母さんは仕事に戻った
貴『急いできてくれたんだろうな…』
よく病室を見回すと手紙らしきものが置いてあった
内容を確認した
貴『……ッ!』
そこには美由紀の字で
『助けてくれてありがとう』
とだけ書かれていた
貴『ぜッ…全然…助られなかったっ…!ヒック…ごめんね…』
私はこの日一生分の涙を流した_
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!