第13話

屋上&教室
671
2017/10/09 06:05
「え、今なんか…」

「なんでもねーよ。」

うふふふ、本当は聞こえてたもんね〜

「あなた、授業終わるまであとどんくらい?」

「んーと、11時55分に授業終わるよ?」

「んじゃ、それまでここでサボるか、」

サボるのか!と思ったけど、今までサボってたんだから

今更行くのもあれだよね、

2時間目は気を失って、2時間目の最後の方から、4時間目の途中まで寝てて…

結局、午前中は一時間目しか出ていない。

どんだけ寝てたんだよ。って感じだよね、、

しかも先生になんて言い訳しよう、、。





チャイムがなり、教室に戻る。

教室に入ったとたん、みんなが一斉にこちらを見て来た。

その中にいた美麗が飛んで来た。

「あなたー!!!!」

と抱きついてくる。

「うっ」

「心配したんだからね!?一ノ瀬くんが帰って来た時、みさとは?って言うから、

まだ来てないよ?って言ったの。そしたら、ふーん。とか言ってたんだけど、

3時間目も来ないから…」

と言い終わったあと、私の耳に口を近づけ、

「一ノ瀬くん、3時間目終わった後、すぐにどっかいったからあなたを探しに行くのかな〜

なんて思ってニヤニヤしてたよ笑」

「で、一ノ瀬くんとなんかあった?」

とニヤニヤしてきた。

「いや、その…」

「まぁまぁ!今からお昼休みだし、聞き出しますからぁ〜。うふふ」

楽しみだなぁーなんてウキウキしている美麗を横目に、

私は、どうしよう!なんて言えばいいの!?と頭をフル回転させた。

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