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第1話

ゑ1@使命
251
2017/10/02 21:20


僕は黒崎波根。16歳。高校1年生。吹奏楽部に所属。
パーカッションを担当している。
10月になったこの頃、気温差が激しく、風邪を引く人が非常に多い。皆辛そうに鼻声で話している。
じゃあしゃべらなきゃ良いのに…。



僕は四時間目を終え、お昼を楽しみにしていた。
実は今日、朝御飯を食べてこれなかったからだ。
僕は一人で食べたい、と思い屋上に向かう。
一人階段を登る足音が響く。
やっとついた、とドアをあけると、爽快な世界が
広がっていた
僕は深呼吸をし、一息ついたところで座ろうとしたとき
何者かに首を絞められる
『クッ…なんだ、お前、、はなっ、せ…』
僕は声を絞り出した後、意識を失った。






目が覚める。先程居た爽快な世界とは違い
ここはとても孤独感のある牢屋だった。
僕は悪いことをしたのか?そう思うと機械のような声が響く。

「みなさーん、こんにちわー!」

僕は後ろを振り返る

「悪いことはしたくないよォ、だからおとなしくすわってて。まァ…、Xとでも呼んでねェ」

『ありがちなかんじだな…』

小さなモニターに映る人影はとても暗くてわかりにくい

「突然だけど、君達を集めたのには理由があるよ、それはね…」

「ゲームで遊んでもらいまァす!」

『…は、』

変なことを言い出した。コイツは、何が言いたいんだ?

「ノンノンただのゲームじゃないよ、」





















「ゲームの敗者は死んでもらいまーす!」

『…え、』

「生き残れるのはただ一人。
友を捨てて生きるか、
友を守り死に至るか。
おっもしろいと思わなァイ!?」

『なんで…なんでそんなことをするんだ…、?』

「なんでかって?…残酷な世界を見たいからだよ」

『ッは…、?』

「選ばれたんだよ君達は、“希望の戦士”だよ。」

僕はモニターをみることしかできなかった。

こうして、僕たちの“絶望的生活”は始まった。





















続く(はず)

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