第5話

理解不能な執着心。
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2017/10/03 11:01
結局仕事が終わっても、無名についてはよく分からなかった。

仕事が終わり、家に帰ると、また無名からメッセージが届いていた。
無名
僕を思い出してくれる人は君だけだよ。
凛々は思った。なぜこんなにも私に執着するのか、そんなに私でないと駄目なのか。
凛々
なぜ、あなたは私に思い出してもらいたいの?
つい送ってしまった…。
私がこのメッセージを送ってから、無名からの返信が来なくなった。
いつになっても返事は来なかった。

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