プロローグ-Prologue-
ここはカイミーン王国と交流が盛んなアニマート王国。
今日はそんなアニマート王国で、パーティーがある日である。
そんな日にアニマート王国の姫、ミルキィ・あなた・オータ・アニマート姫こと、僕は一体何をしているかというと、アニマート(ア○メート的な)で、グッズや、同人誌捜索に勤しんでいる。
『うへへ....今日は東方グッズが大量だぜ.....フム....この人の同人新作か.....買おう』
まぁこれが僕である。姫の誇りなんて、燃やした。
まだ僕より、スヤリスくんのほうが、誇りがあるだろう。
スヤリスくんとは、隣のカイミーン王国のお姫様だ。
僕の友人でもあるスヤリスくんとは、一度夜までゲームやらをした仲だ。
いつもスヤリスからいい睡眠のしかたを教えてもらっていた.....がどうやら最近さらわれてしまったらしく、僕も安心はしていない。
でもまぁ、スヤリスならさらわれた先でも、安眠を探し求めているだろう。
魔族の方がかわいそうだな。
....にしても今日は...
監視が多いな.....僕もそろそろ時期か....
せめてこのギャルゲーは...
クリアしたかったな
そのまま僕は目の前が、真っ暗になった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!