さぁさぁ始まりました!
体育祭!!!
今のところ、黄組は3位…かな…
うぅ…
中学校最後の体育祭だから
絶対に優勝したい!
もちろん応援は最優秀賞!!
おぉ!?リレーいい感じじゃん!
あとは大雅…がんばって…!
大雅はリレーのアンカーだ。
あいつはとにかく短距離が速い。
大雅はにっと笑ってピースをした。
すごいすごいちょーはやい!!
いける!これなら1位とれる!
私はガラガラ声で声援を送った。
......................................................
ゴーーーーーール!!
アナウンスの声が響いた。
「1位は、黄組です!」
うそ……やった!!
選手が駆け足で戻ってくる。
私はみんなとハイタッチをした。
ハイタッチが大雅の番になった瞬間…
なんだろう、めっちゃドキドキする。
大雅はそのまま笑顔で
私とハイタッチをしてくれた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。