第8話

夏休み
211
2017/10/03 14:42
そして夏休みになった。
いつもは短い夏休みが今年はとても長く感じた。

早く神田先生に会いたい。
その想いが積もるばかりだった。

登校日の日、私は駆け足で学校に行った。
学校の下駄箱に着くと、先生もちょうど出勤したばっかりで遭遇した。

笑顔で「おはよう!」と言ってくれただけで、今までの寂しさが全部吹っ飛んだ。
私も笑顔で「おはようございます!」と言った。

そして数日経って、いよいよ2学期が始まろうとしていた。
2学期はもっと先生との距離を縮めよう!
そう思い、始業式に挑んだ。

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