2学期になってから1週間。
以前に比べてよく会うし、よく話すようになった。
先生を見つけると、一目散で走っていき「神田先生!」と声をかけるのが日課になった。
そんな私を見て友達が
「最近押しすぎてるよ笑 押してダメなら引いてみたら?」
とアドバイスをくれたのでそうすることにした。
引いてみて2日が過ぎた。
話す回数が少なくなり、とても寂しかった。
3日目になると神田先生から話しかけてくれるようになった。
それがどんなに嬉しかったことか!
おそらく顔にも、幸せと書いていただろう笑
それから2週間、私からは一回も話しかけなかったが、先生からとても来てくれるようになった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。