今日はうなされていた上涙まで流す夢を見た。
どんな夢かだなんて覚えてないが、悲しい夢な気がする。
そんなことを思っていると、
『朝だ。起きろ』
と悠斗が起こしに来た。
悠斗は無愛想だがとても優しい。兄的存在だ
とゆっても同い年なのだが
『おはよ、悠斗。今日から僕も君と同い年だ』
そんなくだらない会話をしながら
準備を済まし食堂へ
朝ごはんを食べたあとは、
悠斗と一緒に仕事に向かった。
今日の僕の仕事は、野生の動物狩りだったかななどと考えているうちに仕事場についた。
小さな村だ、男は全員仕事をする
お、やっぱり今日は狩りの日だ。
そうして全員自分の持ち場につきそれぞれの一日が始まった。
僕は馬に乗り、弓を持ち村の周辺を走った。
だが、いない。動物が…
『そうだ!もう少し離れたとこまで行こう。』
この考えが甘かった。
まさか、«魔女の森»に迷い込むなんて…
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。