私は千奈。今は6歳。両親はいない。里親に引き取られて今は一緒に過ごしてる。でも里親は私のこと嫌いだと思う…昔からまわりから嫌われていたから…でも普通に幼稚園とか保育園にいっていた。だから今年小学一年生に上がったし、これからも普通に学校に通うと思ってた…
でもそれはある日突然に私の普通を壊したの…
それはある夜のこと…
突然夜空が光った…そして突如現れた白い光が地上へと落下した…
私はその一部始終をただ自分の部屋の窓からじっと見ていた…
ハッとなった私は上着を着てその光が落ちた場所へ走った…
そして、見つけたのは、傷だらけのおでこに紫の宝石をつけた一匹の黒い子猫と白い宝石のような物だった…
この猫との出会いが私の普通の日常を崩していくのだった…
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。