「あなたはどうしたいネ?」
「そりゃ・・・思いは伝えたいけど、振られに行くようなもんだし。」
「あなたちゃんがそれでいいならそれでいいのよ。ただ、後になって後悔しないようにね。」
後悔・・・か。
そうよね、自分の気持ちにしっかりと終止符を打つため
にも振られることが分かっていたとしても伝えよう。
「ありがとう、二とも!私、頑張る事にする!」
「そのいきネ!!あなた!」
「頑張ってね、あなたちゃん!」
やっぱり相談できる相手っていうのは必要だと心の底
から感じた。
この二人の後押しが無かったら、いつまでもくよくよし
ていたかもしれない。
気持ちを伝えたら、二人に餡蜜を奢ってあげよう。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。