こーして家に帰ってきた。
よし、言うぞ!
「みんな!聞いて欲しいことがひとつあるの。」
淳[なんや?]
智[病気のことか?]
「あ、うん、そーなの」
望[神ちゃん、すげ笑]
「びっくりした笑」
智[兄妹やもん笑]
「そーやね笑」
流[なあなあ、病気が悪化したん?]
大[え、あなた死ぬん?]
崇[そんなん嫌や!]
「まって、一言もそんなこと言うてへん」
照[ほんまやで。勝手にあなたを死なせたるなや笑]
「ほんとだよ笑」
望[病気がどーなったん?]
「実はね、完全に治ったの!お医者さんから言われたからほんとだよ!」
流[ほんまに?]
「うん!有り得なかったことが有り得たよ!」
望[よかった😭]
「みんな、ほんとにごめんね。」
淳[これでもう安心やな]
「うん!」
やっと話せた嬉しいこと。
〝有り得なかったことが有り得た話〟
嬉しそうな皆の笑顔見てたら
ほんとに幸せだなって思った私でした。
────────
あとすこし!
とりま80話まで頑張るぞ!
────────
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。