ー話は遡り『ココロが爆発しちゃうくらい』からー
この前から自分がおかしい・・・氷空の言葉だけで一喜一憂してたり、微笑んだだけで胸が熱くなって苦しくて・・・爆発しちゃうくらいドキドキする・・・私はこれを"恋"だと知った・・・
こうやって自分を見てくれる氷空が好き・・・私を心配してくれる、ちょっと勘違いして慌ててる氷空が可愛い・・・
よかった・・・ひとまず危機を回避出来た・・・あっ、学校の予鈴がなってる・・・氷空とは結構離れた教室になったから氷空が(。゚ω゚) ハッ!としたような顔をして急いで教室に向かっていった・・・
氷空といると時間が短く感じるのは恋を患っているからだろうか・・・
まぁ授業受けてたら誰でも長いなぁって思うだろうけど・・・
そうやってのんびり学校生活を堪能してたらいつの間にか体育祭になってた・・・しかも氷空が学年?対抗リレー?って言うのにアンカーで出るらしいので女子がキャーキャー言ってる・・・当然私はぼっちだから女子達が言っていたのを偶然耳に入ったんだよ?
その上氷空に告白するっていう女の子まで出てくるもんだから体育祭は一種の告白イベントかっていうね・・・
まぁ、もちろん呆気なく振られたらしいんだけど・・・
なんてボソボソ言ってるせいで人がもっと近寄って来ない・・・
そんなこんなで学年対抗リレーになったんだけど勿論のこと氷空がぶっちぎりでゴールしたせいで学校中の女子が黄色い声援を送りまくってすんごいうるさかった・・・
いちいち律儀な氷空も好きだし、今日は滅多に見ない体操服姿だから余計カッコよく見える・・・
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!