第9話

きっとこれは間違いだ
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2017/10/09 10:51
ー話は遡り『ココロが爆発しちゃうくらい』からー








この前から自分がおかしい・・・氷空の言葉だけで一喜一憂してたり、微笑んだだけで胸が熱くなって苦しくて・・・爆発しちゃうくらいドキドキする・・・私はこれを"恋"だと知った・・・
あなた

はぁ・・・

氷空
最近ため息多いけどどうかしたの?
あなた

ん?何でもないよ・・・

氷空
顔赤いし・・・ねっ、熱とか!!?
こうやって自分を見てくれる氷空が好き・・・私を心配してくれる、ちょっと勘違いして慌ててる氷空が可愛い・・・
あなた

熱じゃないし大丈夫だって!・・・まぁ患ってるものはあるけど(ボソッ

氷空
熱じゃないなら良かったけど・・・しんどくなったりしたら言ってね?
あなた

う、うん!

よかった・・・ひとまず危機を回避出来た・・・あっ、学校の予鈴がなってる・・・氷空とは結構離れた教室になったから氷空が(。゚ω゚) ハッ!としたような顔をして急いで教室に向かっていった・・・
氷空といると時間が短く感じるのは恋を患っているからだろうか・・・
まぁ授業受けてたら誰でも長いなぁって思うだろうけど・・・
そうやってのんびり学校生活を堪能してたらいつの間にか体育祭になってた・・・しかも氷空が学年?対抗リレー?って言うのにアンカーで出るらしいので女子がキャーキャー言ってる・・・当然私はぼっちだから女子達が言っていたのを偶然耳に入ったんだよ?

その上氷空に告白するっていう女の子まで出てくるもんだから体育祭は一種の告白イベントかっていうね・・・
まぁ、もちろん呆気なく振られたらしいんだけど・・・
あなた

はぁ・・・話す人がいないって辛い・・・

なんてボソボソ言ってるせいで人がもっと近寄って来ない・・・
そんなこんなで学年対抗リレーになったんだけど勿論のこと氷空がぶっちぎりでゴールしたせいで学校中の女子が黄色い声援を送りまくってすんごいうるさかった・・・
氷空
あなた・・・ちゃんっ!い、1位取れたっ・・・よ!
あなた

お疲れ様、すごくカッコよかったよ・・・でも流石に伝説級になるようなことをしでかさないでね?

氷空
ご・・・ごめん・・・
あなた

ほら、休みなよ・・・隣空いてるし

氷空
でも・・・ここって他の生徒の席じゃ?
あなた

いーのいーの、どーせ他のクラスに行ってていないんだし、氷空が座ってても許してくれるでしょ・・・多分・・・

氷空
それじゃあ失礼しまーす・・・
いちいち律儀な氷空も好きだし、今日は滅多に見ない体操服姿だから余計カッコよく見える・・・
氷空
ねぇあなたちゃん・・・
あなた

ん?どうしたの?

氷空
俺、あなたのこと好き・・・
あなた

はぇ・・・?

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