第5話

遊園地
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2017/10/08 02:02
でも礼央は
礼央
どうした?なんかあったか?
と、わたしの心配なんかしてくれちゃう

これもいつものことだけど

今日は胸の中のもやもやはとれない
礼央
ごめん、遊園地やだった?
あなた

ううん!!全然!!
すっごく楽しみ!!
楽しみすぎて昨日の夜あんまり眠れなかったからかな〜?

礼央
そっか。
礼央がかっこいいっていわれてちょっともやっとしただけなんて

いえない!!!!

でもこれ以上雰囲気壊しちゃいけないから笑おう!!
礼央
あのさ、兄貴のこと無理に忘れようとしなくていいから
あ、そういえばわたし一昨日までは

怜のことばっかり考えてたのに

昨日から礼央のことばっかり考えてる
礼央
あと、その作り笑いもすんな
え?!

気づいてたの、、、
礼央
兄貴のこと忘れさせるのは俺の役目だからお前はいつもみたいに自然体で笑ってろ
やっぱりあんなクールな礼央が

こんなこというなんて信じられない
あなた

ふふふ

礼央
おぃ!お前人が真剣に、、、
あなた

礼央!
ありがとう

礼央
おぅ
思い返せば礼央はいつもわたしが不安がってると気づいて助けてくれたよね

受験のときも緊張しすぎてお腹痛くなったわたしに

自分が着ていたコートとマフラーをわたしに着せて
礼央
ちゃんとあっためろよ
っていってたけ?

その日は午後から雪降りだすぐらい寒かったのに

自分のことよりわたしのこと心配してくれる
礼央
降りるぞ
改札を抜けるともう観覧車がみえていて
あなた

うわぁぁぁーーー!!!

すごいすごい!!遊園地なんて久ぶりだ!!
礼央
ふっ。やっと笑ったな
そうやってニコッて笑う礼央は恐ろしくかっこよかった
土曜日だから人がたくさん

はぐれるからっといって繋いだ手

礼央の手から昨日のことを思い出して

たぶんわたしの顔は真っ赤
礼央
今日は絶叫系制覇しようぜ!!
たぶんわたしが意識しないように

いつも通りに接してくれる礼央

遊園地にきていつもよりちょっとはしゃぐ礼央はかわいい
電車のようにすれ違う女の人たちが

チラチラと見て行くがそれもだいぶ気にならなくなった

礼央
はぁーーーー、まだ目がぐるぐるする
あなた

大丈夫?礼央って実は絶叫系駄目だった?

礼央
俺は回転系が駄目なの!
普通あんな回すかぁ?
あなた

あれだけ回すから楽しいんじゃん!!途中から回しすぎてお兄さんに回転弱められちゃったけど

礼央
あなたが楽しかったらいいよ!
ちょい休んでいい?
あなた

うん!なんか飲み物買ってくる!

礼央
おう頼む!これ持ってけ

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