〜次の日の放課後〜
ピンポーン♪
「誰もいないか...ポストに入れとこ」
莉音は龍太が来たのを、自分の部屋から見ていました。龍太が帰ったあと、莉音はある人の本当の姿を見てしまったのです。
〜次の日〜
「おはよー」
シーンー
莉音は櫻子がまだ来ていなかったので、クラスの姫花と紗羅に、何があったのかを聞いてみました。
「あのさ、何で静かなの?」
「あんたタイムライン見てないの?」
「櫻ちゃん、可愛そうなのに」
莉音はすぐにタイムラインを見ました。それは櫻子のでした。
『莉音ってめっちゃムカつくんですけど。だって私が龍太くんの事、いわないでって言ったら、誰かに言ったんだよ!本当にムカつくわー!』
「えっ何これ!?」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!