放課後
私は瑞咲くんに校内案内するため急いで準備していた。
ここまでは順調…だと思っていた
そして校内を案内していて最後の教室に音楽室を紹介した
案内は終わったから教室に帰ろうとしたその時
心臓が止まりそうだった。
バレたの??瑞咲くんも私の周りからいなくなってしまうんじゃ??
そんな不安があった
---------------回想------------------
恚💭(あいつ、先約いるって言ったの嘘だったのかよ)
そして泉奈を探しに行って屋上へ行った
恚💭(いた。)
-----------回想終了------------
あぁ。バレてたんだ
バレちゃった
涙が零れる。なんでって?こんなに私に優しくしてくれる人がいるのが久しぶりだったからだ
親にも見放されクラスにもなじめてない私に優しくしてくれるのは
瑞咲くんしかいない
そして私は過去のことを瑞咲くんに話した
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!