第3話

始末書は丁寧に
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2017/12/03 13:01
貞斗
貞斗
ンで、何だよ?
少年は椅子に蹲りながら少女に話し掛けた。少女は離れた所に佇む書類棚から何冊かのファイルを引っ張りながら
紅羽
紅羽
この前の始末書、引っ掛かる箇所があると本部からお咎めが来ました。
少女は机について頬杖を着く。溜息が広がり、少年も一泊置いたあと。
貞斗
貞斗
始末書ォ…?は?あれだけは丁寧に書いた筈だぞ。
少年は少女の一言に一気に椅子から飛び上がる。然しローラ付きの椅子は少年を冷たい床へ引き落とす。頬を床に押し付けたまま
貞斗
貞斗
まァ、調査なら行ってやらねェ事もねェ…。
少女はその言葉に薄く微笑んだ。

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