第3話

突然の事故
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2017/10/06 14:57
幸せ一杯だったのにそれがたった1日で壊されてしまった。

健斗が事故に遭った。


誕生日のデートをした次の日、電話がかかってきた。


「健斗がね、事故に遭って...」


健斗のお母さんが泣くのをこらえながら電話をくれた。


私は、すぐに病院に駆けつけた



治療中の赤いランプが消えたのはどれくらいたってからだろうか。


私にとってこれほど長い時間を過ごしたのは初めてだ。


健斗はコンビニに出かけるといって自転車で出かけた。その帰りにバイクと接触し転倒したと健斗のお母さんから聞いた。


手術が終わりなんとか一命をとりとめた。だが、医師からは衝撃の事を言われた。


「健斗さんの状態は一時落ち着きましたが、いつ急変するか分かりません。頭を強く打ってるのでこのまま目覚めないかもしれません。目覚めたとしてもなにか障害も起こるかもしれません。今はなにも出来ることがないのでこのまま目覚めることを祈ることしか...」


昨日まで笑いあって、プロポーズまでしてくれた健斗が今は体中くだが張り巡らされている。


このまま健斗は私の所に戻ってきてくれるのかな。

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