第32話
ほんとに?! side.S
あなたちゃんが生徒会室まで来てくれて。
やっぱりダメだったのかなって思ってたら、
「私、生徒会入ります!」
って言ってくれて
思わず
『え?!』
って言っちゃったよね(笑)
.
.
トントン
桜田あなたですけど
え!!
ウソだろ!!
はやく開けないと!!
『ごめん!出るの遅くなっちゃって!』
ドン
勢いよく扉を開けてしまって、思いっきり壁に扉をぶつけてしまい、あなたちゃんを驚かせてしまった。
「わっ。うふふふ。大丈夫ですよ。」
こんな可愛い顔するんだ。
こんな笑顔はじめて見たかもしれない。
思わず見惚れてしまった。
「///// 櫻井先輩? どうしたんですか?」
『ううん!ごめんね!どうぞ。』
「失礼します。」
.
.
『今日はどうしてここに来てくれたの?』
「あの・・・。」
『うん。ゆっくりで大丈夫だよ。時間はたっぷりあるから(笑)』
「私…… 生徒会に入りたいんです。」
『うん。そうなんだ。』
『 って、え?!!!』
「…… やっぱりダメですよね。ごめんなさい。忘れてください。失礼します!!」
出ていこうとしているあなたちゃんを急いでひきとめた。
『いやいや!!ごめん!!待って待って!!ダメなわけない!!』
「え??」
『いや、ね? 正直、ダメだったのかなって思ってたの。けど、入ってくれるって言ってくれて、嬉しくて。ごめんね。勘違いさせて。』
ふるふる首を振って、どうして?って顔をしてるあなたちゃん。
『最初見た時から、この子に入ってもらいたいな?って思ってたんだよね。』
「そうなんですか?」
『うん。この子ならしっかりこなしてくれるだろうなって思ったの。』
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