あなたside
帰りの準備をしてた時、神山君が聞いてきた
神山「あなた君って、家あるん?」
家か…一様あるけど、ローンはまだ残っとるな…
ローンも後半分もあるし、50万じゃ無理やな
あなた「いや…無いな…」
神山「やったら、俺の家に住んでみいひん?」
あなた「そんなんアカンやろ!邪魔になってまう…」
神山「大丈夫やって!俺、一人で寂しい思っとったんや!」
あなた「ホンマにええん…?」
神山「ええよええよ!大歓迎や!!」
神山君、やっぱ優しいな…
そっから一緒に帰って、神山君の家に入った
アパートやったんや…
バイトもしとるって…凄いな…
俺には出来ひん事をすんなりこなしとる…
布団も用意してくれて…
それから、俺と神山君は眠りに着いた
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。