朔「それはね、君の強い霊力を感じ取った悪い霊が君に取り憑いて、君の身体を奪うのを止めるのが僕の仕事なんだ。」
結「えっ。そうなの……?」
朔「なんか思い当たる節はない?」
結「そう言えば……幼稚園の頃に、暴れたり、急に"呪う"とか"許さない"とか言ってたらしいんだって………でもわたしには全く記憶がないんだよね…」
朔「それは霊に取り憑かれたときだったのかも。僕は君にそんな事が2度と無いように守っているんだ。だから同じクラスなんだよ。」
結「……そうなんだ。ありがとう話してくれて。」
朔「君が安心して、笑顔で過ごしてくれたら僕はそれで満足なんだ。」
結「ふふっ、良かった。」
朔「なにが……?」
結「もっと怖い人だと思っていたけど、いい人そうで良かったなって思って。」
朔「そ、そうか。」
結「うん(笑)」
こうしてわたしは気になっている朔くんの誰も知らない秘密を知ってしまいました。
たぶんこれは私だけの秘密。
──────────彼と私だけの秘密。
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