私は放課後にお菓子を食べながら
考え事をしていた。
それは私の友達の恋についてだ
あや→康二くん→みか
↑ ↓
目黒← さき ←岩本先輩
2年の中で一番可愛いあやが好きなのは
同級生でバスケ部の康二くん
康二くんが好きなのは天然のみか
みかが好きなのは筋肉すごいのに写真部の
岩本先輩
岩本先輩が好きなのは読モもしているさき
さきが好きなのは同じくモデルのような体型の
後輩の目黒くん
全員片思いという噂
どうしたらみんなが幸せになれるのかな?
お菓子を食べながらもんもんと
考えていたら
岩本 「あれ?あなたまだ帰ってないの?」
あなた「岩本先輩!部活終わりですか?」
岩本 「うん…あなたは何考えてるの?」
岩本先輩が私がルーズリーフにかいていた
相関図をマジマジと見る
岩本「これなに?w」
あなた「私の周りの恋愛相関図です」
岩本「この相関図全然違うんだけどw」
あなた「え〜?どこが違うんですか?」
岩本「だって俺の…」
バン!
いきなりドアが空いてびっくりしたら
目黒くんが立っていた
目黒「あなた先輩!この写真よくない?」
あなた「どれどれ?お!いいね〜先輩もみてくださいよ!」
岩本「どれ?すげぇ!」
目黒「ですよね!ハァハァハァハァ」
あなた「目黒くんwめっちゃ息切れしてるよw」
目黒「だって、先輩に、見せたくて、急いで、」
あなた「もう、大丈夫?これ飲みな」
目黒「まじっすか!?ありがとうございます!」
岩本「それ飲みかけじゃ…」
目黒「( ≖ᴗ≖)ニヤッ」
岩本「( ˘•ω•˘ ).。oஇ」
あなた「それさっき買ってまだ飲んでないやつ!大丈夫!汚くないよ!」
目黒「(そういうことじゃ)」
岩本「(ないんだよな〜)」
しばらく目黒くんの撮った写真を見てたら
「あなた〜母ちゃんが渡したいもんあるって」
そう声をかけながら入ってきたのは
幼なじみの康二だった
あなた「あれ?部活もう終わったの?」
康二「せやねん!今日は早くてな」
あなた「お疲れ様(*´ω`*)じゃあ、かえ…」
岩本「あ、そういえば目黒、康二これみてみろよw」
あなた「え、ダメ!」
岩本先輩が2人にみせたのは
私が書いた相関図だった
あなた「(あー、やばいみんなに怒られる好きな人ばらすとか最低じゃん!何やってるだよ!私!)」
目黒「wwww」
康二「wwww」
岩本「やばいだろ?www」
目黒「これ全然wwwちがうww」
康二「違いすぎるwww」
岩本「だろ?www」
3人とも笑ってる…
岩本「ねぇあなた?」
あなた「はい」
岩本「なんでこの相関図にはあなたはいないの?」
あなた「私ですか?私は傍観者なので」
目黒「…はぁ鈍感だとは思ってたけどwここまでとはww」
康二「ほんまにwwwかわええなぁww」
あなた「ねぇ康二、何が違うの?なんで3人とも笑ってるの?」
岩本「あなた?見てて?」
岩本先輩はそういうと
相関図に私の名前を書いた
岩本「そしてこう、こう、こう」
私に向いた矢印が3つ
目黒くん、康二、岩本先輩
岩本「これが正しいの」
目黒「そうっすよ」
康二「せやなー」
あなた「3人ともふざけ…」
岩本「ふざけてないよ?」
岩本「おれはあなたが写真部に入った時から好きだった。」
目黒「俺は先輩を入学式で見た時から好きでした!」
康二「俺は昔からずっと好きやで」
3人「それで?あなた/あなた先輩の矢印は?」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。