あなた「えーーーーーーーっ(絶叫)!?」
真美「バっ、バカっ!!
声がでけぇーんだよ!!
だから、藤原道長も覚えらんねぇーんだよ!!」
あなた「(声のトーンを落として)藤原道長覚えられないの、関係無いじゃないですかー!!」
真美「バカだから覚えられねぇーんだから、関係無くはねぇーだろ?」
あなた「...本気...ですか?」
真美「(軽く聞く感じで)ん?
好きなのは本気だぜ?」
あなた「...。
私もです。」
真美「はぁ(きょとん)?」
あなた「私も、真美先生のこと...
好きです。」
真美「...。(ちょっと考える)
いいのか?俺の事なんか好きになって。」
あなた「...(ゆっくりと微笑んで)
当たり前です。
真美先生だから、好きになったんです。」
真美「...。
...(少し考えて)分かった。
ありがとな。
...(あなたと向き合って)
俺と...付き合ってくれませんか?
...そんな簡単じゃねぇーことも分かってるけど、俺は、あなたとのこと、真剣に考えてるから。」
あなた「...。(目に薄らと涙を浮べながら)
お願い...します。」
真美「...。
ありがと。
まぁ、このことは、内緒な?」
あなた「(少し明るめに)はい!
先生のためなら。」
真美「...(微笑)
なぁ、あなた?」
あなた「なんですか?」
真美「...2人きりの時は、真美って呼んでくれよ。
俺ら...
(照れながら)恋人...なんだしさ///?」
あなた「はい///」
真美「あと、敬語とかやめろ//
真美って呼んでんのに敬語とか、おかしいだろーが笑」
あなた「確かに笑
じゃあ、2人きりの時は、タメ口で!」
真美「あぁ。
間違えるなよ笑?」
あなた「大丈夫笑」
真美「...(あなたを抱きしめて)
...(決意を固めて)これから、大切にするから。」
あなた「あたし、真美の隣にずっと居るから。」
真美「あぁ。」
あなたside
私たちは、お互いに微笑み合った。
その微笑みが、私たちのこれからが温かなものであることを予感させた。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。