第4話

「好きな松」〜おそ松の場合〜 前
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2017/10/07 00:34
あなた

おはようございます!

松代
おはよう。昨日はよく寝れた?
松造
うちの息子たちがなにかしてたらすまんな。
あなた

はい!いえ!大丈夫ですよ!

チョロ松
....あ、あなた。おはよう!朝ごはん、用意されてるよ。
あなた

うん!おはよう。ありがとう。

松代
....ニートたち、ちゃんとあなたちゃんとご飯食べるのよ。母さんたちは朝早くから出掛けてくるから。
松造
もうすぐ手続きが終わるんでな。
チョロ松
手続き?
おそ松
なんのー?
松代
この子に携帯電話を買ってあげるつもりなの。
松造
連絡手段がないと、何かあった時困るからな....。
トド松
....スマホ....ライン....交換....(ブツブツ)
あなた

ス、スマホなんて....!もったいないです!!

松代
遠慮せずに、受け取ってちょうだい。これはあなたの為なのよ。
あなた

....は、はい。ありがとうございます。

松代
じゃあ、行ってくるわね。
あなた

い、行ってらっしゃい....!

ーバタリ。
....スマホかぁ。
小さい頃、よくパパとママの携帯電話でゲームしてたなぁ。
十四松
あなた!!ご飯!食べよ!!
あなた

....あ、うん!

あなた

....えーと....

私はどこに座れば....?
おそ松
あ、あなた。俺んとこ来るー?
あなた

え、いいの?

おそ松
うん、てか来てよ〜。お兄ちゃん、昨日じゃんけん負けてすげー悔しかったんだから
そう言ってニコッと笑ったおそ松兄さんは、私の手を握って、引き寄せた。
あなた

わっ....。

あなた

あ、お、お邪魔します....!

トド松
えへへ。あなたちゃんが隣に居てくれるなんて嬉しいな。
おそ松
んじゃ、食べよっか
あなた

えへへ....。うん!

おそ松兄さんが「いただきます」と手を合わせると、それに続いて皆も、手を合わせた。
あなた

いただきます....!

あなた

....わぁ、美味しそう。

これ、全部松代さんが作ったんだ....。
ーパク。
あなた

....!!!

あなた

おいしい!すごく!

チョロ松
良かった。どんどん食べるといいよ。
あなた

うん!

十四松
もぐもぐもぐもぐー。
十四松
ごちそうさまでしターッチ!アーップ!
ーガッシャーン。
い、今十四松兄さんの向かっていった台所から大きな音が....。
あなた

....。

おそ松
もぐもぐ....。あー気にしないで。いつものことだから(笑)
一松
アイツは色々とテンションがやばい。
カラ松
フッ....今日もキラキラ輝いてるぜ....十四松。
一松
黙れクソ松飯食えなくなる
あなた

もぐもぐ....。あんなに早く食べて喉つまらせないのかな。

トド松
たまにあるけどね(笑)
あなた

あ、あるんだ....(笑)

私もいっぱいご飯を食べて体力つけなくちゃ。
....もぐもぐ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あなた

ごちそうさまでした。

あなた

美味しかった....!

あ、食器持っていこう。
あなた

....!あ、チョロ松兄さん。

台所にいくと、チョロ松兄さんが食器を洗っていた。
チョロ松
あ、あなた。
チョロ松
食器、ちょうだい。洗うから。
あなた

それじゃあ....お願いします。

チョロ松
うん。
ーキュッキュッ。
チョロ松
....ここでの暮らし、慣れそう?
あなた

はい!

チョロ松
そう....。なら良かった。
ーキュッキュッ。
ーザーッ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
食器を洗い終えたチョロ松兄さんは、私の方へと体を向けた。
チョロ松
あの....さ、あなた。
チョロ松
今日、一緒に寝るの、僕じゃー。
チョロ松兄さんが、私の手を掴んできたその時。
すぐ横で声がした。
おそ松
なにしてんの?
あなた

あ、おそ松兄さん。

チョロ松
な、なんでもない!....じゃあ後でね、あなた。
あなた

え?....あ....

チョロ松兄さんは掴んでいた手を離した。
その時、おそ松兄さんがチョロ松兄さんの肩をポンと置いて、こしょこしょと何かを話した。
あなた

....?

チョロ松
....もう、分かったよ。今日はおそ松兄さんに譲るよ。
おそ松
いぇーい。さんきゅー!
最後、一部分しか聞き取れなかった。
なんの話だったんだろう?
ーバタリ。
あなた

....あ....

チョロ松兄さん、行っちゃった....。
真面目な話だったのかな?
なんかすごい気になる....。
おそ松
なーなー。
あなた

ん?

おそ松
今日、一緒に寝るの俺でもいいー?
ああ、さっきこしょこしょ話してたのはそれだったのかな?
あなた

(クスクス)....うん、いいよ。

おそ松
....?
あなた

あ、ごめん。なんか兄さんたち見てると、やっぱり楽しいなーって。

おそ松
そうか?(笑)
さんきゅなー。
あなた

....うん。

ーなでなで。
あなた

....?

おそ松兄さん、私の頭撫でてる?
おそ松
....なでなで〜
いきなりでびっくりしたけど........なんだか....
あなた

....安心する....

おそ松
....そーか。そーか。
おそ松
両親のこととかで何か辛い事があったら、迷わず兄ちゃんに言えよ。
おそ松
そしたら、いつでもまたなでなで〜ってしたげる。
....おそ松兄さん、優しいな....
あなた

うん!ありがとう。

おそ松
おう!(ニコッ)
いつか....私も....。
もういっかい、両親に会える日が来るのかな。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
台所から、リビングに戻った俺とあなたは、残りの片付けをしていた。
あなた

よし。こっち終わったよ。

おそ松
ん。さんきゅー
俺はそう言って、あなたの髪を今度はさっきよりも優しく撫でてあげた。
あなた

....。

おそ松
....!
ーすっ。
あなたの髪に向かって伸ばしてる俺の手が、あなたの両手ですっと持ち上げられ、そのままあなたの頬に向かって伸ばされた。
あなた

....おそ松兄さんの手って、冷たいね。

おそ松
....?
あなたの頬はあついよ。しかも赤いし。
なんか....かわいい。
あなた

小さい頃、ママが言っていたの。

あなた

手が冷たい人は、心はあったかいんだよ。

あなた

だから、おそ松兄さんはきっと心があったかくて、優しい人。

あなた

そのあったかさが、きっと誰かを幸せへと導いてくれるんだろうね。

ーギュッ。
....あなた。
おそ松
俺の心があったかいなら、あなただって同じ。
おそ松
あなたの心だってあったかいよ。
あなた

....?

おそ松
弟たちもそう。俺らはみんな、心がつながってるから。
おそ松
あなたも....俺らの...家族だし....///
あなた

おそ松兄さん....

あなた

....ありがとうっ

みんな、家族。
みんな、みんな....。
大切な、「家族」なんだ。

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