悠矢『こっち来て。』
そう呼ばれて、ゆうちゃんと来たのは・・・
古くて誰も使わない《階段》。
あなた『ねぇ、ここになんの用があるの?』
悠矢『ん?独占欲湧いてきた。』
あなた『え?どういう事?』
悠矢『目ぇつぶって?』
すると、ゆうちゃんが抱きついてきた。
悠矢『少しこうさせて?』
ーー2分経過ーー
あなた『大・・・丈・・夫?』
悠矢『うん。あのさぁ、インレノの事やけど、コレって彼女いる事自体は言っていいわけ?』
あなた『あー、何かどっちでもいいらしいよ?』
悠矢『じゃあさ、言って貰ってもいいかな?あなたを他の人に取られたくないから。』
あなた『う、うん![急にどうしたんだろう?]』
悠矢『ん?じゃあまた放課後ね。[あー、もう誰にも取られて欲しくない。よく聞くもん。「あなたが可愛いんだけど!!」 「告白しようかな?」とか言ってる人。そういう話を聞いていたら、昔のことを思い出してしまう。あの時なんで許可しなかったんだろう。今回は《インレノ》という形やけど、絶対に離さん。]』
ーー放課後ーー
...。ゆうちゃんの様子がおかしい。
どうしたんだろう?
〜悠矢side〜
付き合うって一体何をするんだろう?
少し大人びた事がしたいな。もう中二だし。
【検索:彼女を楽しませるにha_】
【結果:↓
んー。よくわかんない。どうしたらいいんだろ?
カッコよく見せる方法?
どういう事だろう?
〜あなたside〜
私じゃ満足いかないのかな?まさか私をOKしたのはカラダ目的?いや、そんなことは無いはず。けど時期っちゃ時期だもん。心配。もし、そうだったらどうしよう。ヤり方わからない。
って感じになってしまった悠矢とあなた。
心のスレ違いが発生して...。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!