プリ小説

第22話

失われる記憶(2)
目が覚める。

1番最初に見えたのは白い天井。


あれ?ここどこ?


私は右手に感じる温かい体温に気づき、
見ると、知らない男の子が私の手を握ったまま寝ている。
あなた

えええええっ!?

私は驚きのあまりに、声を上げる。

すると、男の子は目を覚ます。


私達は数秒見つめ合う。
夏
は、春!?
どうやら、男の子は私の名前を知っているみたい。

だけどどうして?


男の子は私の頭元にあるナースコールを押す。

ってことは、ここは病院?

でも何で…


それから暫くして、病院の先生やら、色んな人が駆けつける。


お医者さんが色んな検査をしてくる。
あなた

あの…どうして私は病院に居るんですか?

それに… この人達は誰ですか?

私はずっと疑問に思ってたことをお医者さんに尋ねる。

若い男女が4人。
私と同い年くらいの女の子が1人。
私の手を握り続ける男の子が1人。


その場にいる皆が顔を歪める。

何やらお医者さんも深刻な表情を浮かべる。


医者「一ノ瀬さん。今日は平成何年分かりますか?」


そんな質問を投げかけてくるお医者さん。


普通ならポンと答えられるはずなのに…
あなた

わ、分からないです。

結局、色々聞かれたものの覚えていることは2つ。

今まで習ってきた勉強と自分の名前。


医者「生活や勉強のことは覚えているみたいですね。だけど、人間関係のことは覚えていないみたいです。」


世にいう…"記憶喪失"と診断された。


その場に居た全員が悲しそうな顔をする。


そんな姿を見て心が痛くなった。


特に気になったのは私と同い年くらいの男の子のこと。



彼のそんな顔を見ると胸が…すごく痛い。


何だろう…彼のこと、頭では覚えていないけど
心が覚えてる?そんな感じ。


懐かしくて……愛おしい…

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Mr.すー🐻
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Mr.すー🐻
高校生( ¨̮ ) 小説書くのも読むのも大好きです😯💭 恋愛モノを中心に書きます:) お気軽に読んでみてください( .. ) 心に染みる小説を書こうと思ってます☆*。 1人でも多くの方に読んでもらえると嬉しいです゚・*:.。❁ 応援よろしくお願いします( ¨̮ ) お気軽に感想などよろしくお願いします.*・゚ 待ってます( .. )