プリ小説

第27話

すれ違う2人の気持ち
【夏Side】


春の記憶が戻らないまま 数ヶ月が経った。


季節はもう冬。


俺と春の関係はただの幼馴染。


だけどこの関係のままでいいとさえ思えてきた。

春が記憶を無くしてしまったのは俺の責任だから。


俺と居ると春は不幸になるから。



幼馴染という一線を超えたくない。




だけど、すっかり学校にも馴染めた春。

クラスの男子や橘先輩と仲良く話しているところを見るとすごく腹が立つ。



幼馴染という関係を壊したくないと言いながら
本当はすごく妬いている。



男の嫉妬って醜い…


目が合うと「夏くん!」と駆け寄ってくる春。



その姿が愛おしくてたまらない。


もう一度あの関係に戻れたら…なんて考えてしまう時もある。


その選択は春を傷つけるとも知ってるのに。




どうしようもない気持ちが溜まる。


本当は、この腕で抱きしめてあげたい。

色んな所に2人で出かけて思い出も作りたい、


なのに、怖がってる自分がいる。


そんな自分にものすごく嫌気がさす。






日が経つにつれ、春への気持ちは大きくなるばかり。



俺はどうすればいいんだ。。。



【春Side】


夏くん。最近難しい顔してる。

私は笑ってる夏くんが見たいのに…



少し肌寒くなってきた季節の中、隣を歩く夏くんをチラリと盗み見る。


太陽のような温かい笑顔がない夏くん。


どこか寂しそうな辛そうなそんな顔。



そんな顔を見て、私も寂しくなる。



最近、夏くんのことを目で追いかけてしまう。


幼馴染の夏くんはカッコイイし優しいし。
バスケ上手いし勉強だってできちゃう。


そんな夏くんはやっぱり学校でもモテる。
色んな女の子が夏くんの話をしてるとモヤモヤするし、話してたりするとその場から逃げ出したくなる。



この気持ちを彩月に相談したら 「またか…」なんて顔をしながら、それは"恋"だと教えてくれた。



私が夏くんに恋。



思い当たることは沢山。

夏くんとずっと一緒に居たいって思うし
ぎゅーって抱きしめてあげたいと思う。

目が合うと少しドキッとして、話す機会が少ないと悲しくなる。


私は夏くんに恋をしているのかもしれない。

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Mr.すー🐻
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Mr.すー🐻
高校生( ¨̮ ) 小説書くのも読むのも大好きです😯💭 恋愛モノを中心に書きます:) お気軽に読んでみてください( .. ) 心に染みる小説を書こうと思ってます☆*。 1人でも多くの方に読んでもらえると嬉しいです゚・*:.。❁ 応援よろしくお願いします( ¨̮ ) お気軽に感想などよろしくお願いします.*・゚ 待ってます( .. )