第15話

相手は?
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2017/10/09 19:49
リョウ
リョウ
レオン・・・
リョウの顔は赤くて、完全に酔っ払っていた。こいつめ・・・・。
少しにやけている表情が、少し怖かった。
レオン
レオン
な、なに・・・?
声をかけると、リョウの顔が俺の耳元に近づいてきた。
リョウ
リョウ
レオンの可愛い声・・・みんなにも聞いてもらったら?
レオン
レオン
っ・・・////
顔が燃えるように熱くなるのを感じた。
すると、誰かが俺の腕を引いた。上を見ると、ツキの顔があって、俺はツキの腕の中にいた。
ツキ
ツキ
待てよのんけ!最初は俺にヤらせろ
リョウ
リョウ
えー
みんなの中では、俺がひとりひとり相手を変えて、誰が一番よかったかの勝負らしい。
ミチ
ミチ
まぁ、どうせ全員ヤるのだからな!
リョウ
リョウ
いや、待ってる間は何すればいいのさ。ただ待つのは生殺しすぎるよ?
そこまで俺に対して欲情するのかはともかく──同意見だったのか、5人は黙り込んでしまった。
黙る5人を見て俺も黙っていたが、ソラが空気を壊すように、小さく笑って言った。
ソラ
ソラ
・・・もぅ、しょうがないなぁ。ねぇ、シンちゃん?
ソラは目線を、シンに向けて言った。向けられた目を見て察したのか、シンはため息をつき、口角を上げた。
もちろん、残りの俺らはもちろんわからない。
シン
シン
俺らが相手するしか、なさそうだな
ミチ
ミチ
なるほど。残った4人でもヤる、ということだな?
ソラ
ソラ
その方が、興奮も続くじゃない?
一同は「ナイスアイデア!」と言わんばかりの表情だったが──つまりは、俺がどっちにしろ5人相手するってことだよな?
時間はもう日付を回っていた。寝れない覚悟を、決めた方がいいかもな・・・・。
リョウ
リョウ
じゃあ、僕はソラとヤりたいな〜
ミチ
ミチ
なら、俺はシンとだな!
それぞれがペアを組んでいき、俺とツキも始まろうとしていた。
ツキ
ツキ
それじゃぁヤりますか、レオンちゃん?
レオン
レオン
おい、ちゃん付けはやめ──
俺が「やめろ」と言い終わる前に、口をふさがれた。

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