ツキの舌が、俺の唇を割って、口の中に侵入してくる。開いた隙間から、熱い吐息が漏れる。
水音が頭に響くし、ツキの舌のせいですぐに頭が真っ白だ──。
ツキの口が離れるまでの時間が、本当は少し長いだけなのに、俺にはとても長く感じられた。
キスが終わり、ツキは俺の服の下から手を入れてきた。ツキの手は俺の体を撫で回してきて、俺の口からは声が漏れた。
俺の体を触りながらも、ツキは俺の口を塞いできた。
ツキは俺のズボンに手を入れ、俺の熱を握ると同時に、胸の突起も触ってきた。
二箇所同時は──やばいっ!
俺の知り合いの穴に、指がぬるりと入ってきた。ツキの指は長く、俺の奥まで侵入してきた。
前も後ろも攻められ、俺は自分の身体を支えていられずツキに寄りかかる状態で攻めを受けた。
俺の熱を帯びた体を、ツキは座る自分の上に移動させてきた。
体はツキにまたがるような体制になり、自分で挿れてみろとでも言うように、ツキの目は俺を見ていた。
俺はツキのにゴムをつけ、服を口でくわえた。
自分の腰を下ろし、ツキの熱を自分の穴に入れた。とても大きかったそれは、奥まで押し上げてきた。
俺は自ら腰を動かした。ツキのが丁度自分のイイところにあたるのが、とても気持ちい──。
すると、ツキの手があらわになった俺の胸を触って来た。突起をつまんだりしてきて──ついには、体を少し起き上げて舐めてきた。
ツキは、俺の熱までも握ってきた。
自分が動くのと同時にしごかれるから、もっとイきそうになる。
俺にかけられたツキの声は、とても優しかった。
ツキは、俺がイくと自分のものを抜き、濡れたゴムを外した。
俺は頬を膨らませ、ツキから目線をそらした。我ながら、少々子供っぽかっただろうか・・・・。
ただ、ヤるとなるとツキは優しいのがわかった。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。