第19話

得策
4,485
2017/11/23 14:08
レオン
レオン
もぅ・・・寝たい・・・
ソラ
ソラ
ベッドで?
レオン
レオン
違う!
一呼吸付き、6人で輪になって座っていた。
シンはさっきから「おりる」をずっと繰り返し、ミチも寝るのを優先したいと言い出した──もちろん、睡眠をとるという意味で。
ツキ
ツキ
じゃあ、3人の取り合いだな
やばい3人が残ってしまった・・・・。
ツキとリョウは筋力バ──運動が得意だし、ソラは自分のやりたいことは最後までやるやつだ。
正直・・・面倒くさい!
レオン
レオン
俺はもう相手しないぞ?
ソラ
ソラ
ボクは食べてからじゃないと寝れない!
レオン
レオン
はぁ!?
ここはあと二つ作るのが得策だろうが──あいにく、眠気とヤッた疲れであまり動けない。
リョウ
リョウ
おなかすいた
ツキ
ツキ
てめぇが一番食ったろが!
これ以上ヤるなんて・・・ゴメンだ!
ここはもう、諦めよう・・・・。睡魔と疲労との戦いが始まる──。
レオン
レオン
もぅ俺が作ってやる
それ以上はため息しか出てこなかった。
ソラ
ソラ
おー!やったー!
リョウ
リョウ
最初からそうしてよ
最初からそうしようかと思ってんだけどな・・・・。こいつらに流されたせいだ。
レオン
レオン
文句あるなら作らな──
リョウ
リョウ
ナイデス
ちょろいな、こいつら──心の中だけで笑い、俺は古の間を出た。
まずは食料倉庫からフグ以外のものもいくつか取り、それから厨房で調理を開始した。
レオン
レオン
作りすぎないようにしないとな・・・
無駄に作って、またあんなになっては面倒だ。
作る数に気をつけながら、自分の手を動かした。すると、近くから自分の名前を呼ばれた。
自分の上からする、この少し眠たそうな声は──
レオン
レオン
なんでいるんだ、リョウ?
リョウはいつの間にか俺の斜め後ろにいて、俺の調理を見ていた。なぜ来た・・・・。
リョウ
リョウ
なんでエプロン?
レオン
レオン
服が汚れるかもしれないから
リョウ
リョウ
・・・・・・
質問に答えても、リョウはずっとエプロンを見ていた──そんなにおかしいのか?
レオン
レオン
どうした?
リョウ
リョウ
いや、なんか・・・エロい
レオン
レオン
はぁ?
いや、どこにエロ要素があるのか全くわからないんだが・・・・。
俺はため息をつき、ほっといて調理を再開した。
リョウ
リョウ
だって、今服着てるけど、脱いだら裸エプロンじゃん?それ想像したら、なんかエロいなって
レオン
レオン
え、ちょ・・・っ!
すると、リョウの手が俺の体に触れてきた。その手つきもやらしくて、手が止まってしまった。
レオン
レオン
手、やめろっ
リョウ
リョウ
嫌だよ──ほら、手止まってる
息が耳に当たる。リョウの手は服の中に入ってきて、小さな突起をつまんできた。
レオン
レオン
っ///
リョウ
リョウ
ちょっと触っただけなのに、もうこんなにコリコリしてる
レオン
レオン
や、やぁ・・・
すると、リョウの手が片方、俺の腰あたりに移動した。服の中に手を入れられ、肌を撫で回される。後にその手は、俺の尻に移動した。
リョウ
リョウ
あれ、濡れてきてる?乳首だけで感じてんの?
これだから、Ωの体は女みたいで厄介なんだ・・・。
俺が抵抗しても、リョウの手はだんだんと穴へ近づいていった。
レオン
レオン
今は、挿れる、な・・・
リョウ
リョウ
うーん・・・。嫌だ♡
レオン
レオン
えっ・・・ひゃうっ!
リョウの長い指が、俺の中をかき混ぜる。おかしな声が出て、手の包丁はまな板の上に置かれた。
リョウ
リョウ
あーあ。調理やめちゃったの?
レオン
レオン
誰の、せいだと──っ!
どんな顔をしているのかわからないが、Sの顔になっているのは確信できた。
いつの間にかズボンも下着も下げられ、水音がはっきり聞こえてきた。
上手く支えられなくなった俺の体は、ドサリと崩れ落ちた。その時リョウの指が抜け、つまんでいた手も離れた。
リョウ
リョウ
腰抜けちゃったの?
頭が真っ白の俺は、何も言えず、ただ荒い呼吸を整えていた。体を壁にもたれかけ、リョウの方を見た。
すると、リョウは俺の前にしゃがみ、暑いでしょ、なんて言って俺の服を脱がしていった。抵抗したくても、上手く力が入らない。
リョウ
リョウ
裸エプロン出来上がり〜♪
レオン
レオン
服、返せ・・・!
リョウ
リョウ
おっと
俺はリョウの持っている自分の服を取ろうとしたが、長い腕はそれを避けた。
リョウ
リョウ
そんな可愛いことしても、服は返してあげない。僕が満足するまで、ね?
リョウは俺の服を少し離れたところに置き、俺に近づいてきた。

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