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第1話

いつもの朝
423
2017/10/08 02:28
去年、両親が共に海外転勤となってしまってから1人暮らしをしている私、西山 あなた。


もう、高校2年生になったし1人暮らしにも慣れたのに超心配症な奴が1人…。
秋矢
うっす、あなた!
あなた

おはよう、あき

そう、幼なじみのあきこと山影秋矢(あきや)。

つい一週間くらい前に


物心ついた時からずっと好きだ


って告白してくれたけど、“好き”という感情が全く分からない私にとって返事し難いものだった。


しかもあきの心配症は、過去に知らない人に無理矢理犯されそうになった私が原因な訳で…。



断ればこの関係が壊れてしまいそうで、なかなか返事ができないままでいた。
秋矢
…おーい!早く行かないと遅刻すんぞ!
あなた

あ…。う、うん!

遅刻するとか言いながらちゃんと待ってくれるのはあきのいい所。心配症が故になのかもしれないけど…。












毎日思うことだけど、あきはほかの男子とはやっぱり違う…。何なんだろう…?

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