前の話
一覧へ
次の話

第11話

Date with EastPrince
461
2018/05/30 15:09
____ 車内




「ね!今日はどこへ連れてってくださるのですか?」



望『今から俺のよーいく花畑やで!!』

『俺の昔からの親友が経営しててな…』




望様は楽しそうにその友人のことをたくさん話す。
その目はキラキラしててイキイキしていて。




『あ!…ごめん。話しすぎたよな?』




いつも神ちゃんに怒られんねんなぁ…。


そう言って下を向いて肩を落とす望様。




なんか…







「…可愛い。」








『…え、?』






私何言ってんだろ。

あれ、めっちゃ失礼だよね…

謝らないと…!




「え、あ、あの…、ッ、ごめんなさい…?」






私が謝ると彼は クスッ と笑う、





『なんで謝るん??笑』



「失礼かなって、思って…?」





殿方に可愛いなんて言うこと前例にない。


ましてやまだ身内でもない方に。






『…俺は嬉しいで?可愛いゆーてもらえて。』






「ほんと…?」





『ほんまに。』






やからそんな顔せんとって?





そう言って彼は大きな手で私の頬をそっと優しく撫でる。






「…っっ~、/// 」






『あ、でもな…』






『俺も男やから、可愛いだけちゃうで…?』






そういってニヤッ と笑う望様。






顔を赤くする私を見て楽しそうにする彼。






_____ 望王子。つきましたよ。






『はぁーい。いこか、あなた』




「う、うん…//」




着くと手を伸ばし私の手のひらと重ねる。



不意にこんなの出来る人なんだなぁ…。





『楽しんでな?あなた 💗』

プリ小説オーディオドラマ