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第13話

ユメオニゴッコ ♥
229
2017/10/23 10:51
優菜は、調理室に入った。
そして、引き出しを開け、キラリと光る、包丁を取り出した。
「全部、全部、葉悠が悪いんだから…!」
優菜はそう言って駆け出すと、ひたすら葉悠を探した。
幸いにも、鬼に遭遇はしなかった。
2時間ほど、探して、諦めようとしている時、前に小さな背中が見えた。
その背中は良く見ると葉悠の背中だった。
(いたっ────!)
優菜は足音を立てないように、そろりと葉悠の背後に立つと、包丁を振りかざした。
「うぁぁぁぁぁぁ!」
しかし、刺した感触は無かった。
それどころか、全然違う所に座っていた。
「ここ…自分のベットの上…?」
「優菜ちゃ~ん?起きた?朝ごはんよ〜」
下の階からお母さんの声が聞こえる。
「はぁーい」
優菜は、制服に着替えるとリビングに向かった。
(また同じ朝ごはん…まぁ、同じ日が続いてるから仕方ないんだけどね…)
優菜は、食パンにかぶりついた。
────────────
ガタッガタップシュー
『桜ケ丘駅〜桜ケ丘駅〜』
優菜は、電車の中で泰成を待った。
(まだかな…?)
ダッダッダッ
プシュー
「ふぅ…」
「泰成!」
「お、優菜。おはよ。」
「た…い…せ…い…ごめんね。昨日は…」
優菜は涙をポロリと流した。
「良いんだよ。優菜が死ななかったんなら。」
泰成はそう言いながら、優菜の頭をポンポンと撫でた。
「ありがとう。」
優菜はそう言って、勢いで泰成に抱きついた。
「ヒューヒュー朝からお熱いねぇぇぇぇ?」
(あ、忘れてた…美由もこの時間の列車に乗ってるんだった…)
「なんだよ?なかよくしてちゃぁ悪いか?非リアめ!」
泰成がフンっと言うように美由に言った。
「はぁぁぁ?あんたも非リアじゃん?バッカじゃねぇーの?」
「俺は優菜の彼氏なんだよばぁーかw」
「ぇぇぇぇ!?ちょっと、泰成!」