第5話

ほんとの気持ち、ほんとの恋

2017/10/19 14:47

蒼音 ｢1番近く？｣
つばさ ｢ヒントはこれだけ。当ててみて！｣
蒼音 ｢んー。1番近くだろ？誰？｣
つばさ 「...蒼音だよ...。｣
蒼音 ｢えっ？｣

私は泣きそうになるのを堪えた

つばさ ｢私のほんとの恋の相手は蒼音。ふふっ急にこんなこと言われてもメーワクだよねっ！ごめんごめん。でも、好きってことはホントだから。｣
蒼音 ｢つばさ...。｣
つばさ ｢でも、蒼音は私のことただの幼なじみにしか思ってないか！私なんかが蒼音に恋しちゃってごめんね？今のは忘れて...。じゃあ、もう帰るね！｣

私は蒼音に背を向けた。
涙が零れる。

ギュッ

背中に優しい温もりを感じた。

蒼音 ｢バカ...。そーゆーは男のほうから言わせろよ...。｣
つばさ ｢蒼音？｣
蒼音 ｢お前のことただの幼なじみなんて思ってねーよ。｣
つばさ ｢それって...｣
蒼音 ｢好きだ。｣
つばさ ｢蒼音...。｣

涙がボロボロと零れる

蒼音 ｢返事は？｣
つばさ ｢はい...。^^｣
蒼音 ｢よかったァ。ほんとに好きだよ。｣
つばさ ｢私は蒼音のこと好きじゃないよ？｣
蒼音 ｢えっ？｣
つばさ ｢大好きだから^^*｣
蒼音 ｢ばーか。｣

あははははっ！

幸せってきっとこーゆー事なんだね
好きな人と笑いあって、抱き合える。私はほんとに幸せ者だ。

つばさ ｢蒼音。これからたくさん幸せにしてね♡｣
蒼音 ｢当たり前だよ｣





私のほんとの恋の相手は
『私の1番近くにいる人』でした。






end...