第3話
1話
~Inクラス~
がやがや。
モブキャラA「でさー、昨日…。」
モブキャラB「なー、今日昼休み3on3しねー?」
…今日もクラスは平和。
あなた「…。」
私は昨日買ってきた新作のP〇Pのカセットを入れてゲームにふけっていた。
モブキャラC「あのさ、私五十嵐さんに用事があるからさ…ついてきて欲しいんだよね…。」
モブキャラD「えー、私ちょっと嫌だな。」
あなた「…(全然丸聞こえなんですけど)。」
私はこの学校に通ってからまるまる2年間クラスメイトと仲良くしようとせずにゲームに没頭をしている。
ゲームをする時にイヤホンは欠かさず耳に付けているが、家や通学時以外でのプレイはあえて音量をオフにしている。
クラスの雑音を聞きたい訳じゃない。
例えばさっきの子のように私に用がある子がいるとしよう。
基本は私に用が回らないように勝手に周りが話を進めるがたまに別件でクラスメイトの女子からお話がある。
それは____
モブキャラC「あ…あの、五十嵐さん…(震え声)」
そう言って肩を叩かれる。
…まぁ、皆知らないから仕方ないか。
そう思いつつもしぶしぶイヤホンを外し応答する。
あなた「…何か用?(ニコッ)」
モブキャラC「あ、あの…岩田先生が呼んでいるよ(恐る恐る言い)」
岩田先生という先生は化学の教科の先生で、私の母親の弟さんでもある。
去年この学校に新任の教師として入って来て、またま私のクラスの化学の担当になったらしい。
あなた「わかった、ありがとね。」
私はそう言うと、ゲームのデータを保存し電源を落としてすぐさま岩田先生がいる化学準備室(基本岩田先生が暇人の時に使う)に行く。
ふと私の脳にある疑問が浮かぶ。
岩田先生が私を呼び出す時は基本私が成績が悪かった時や化学の授業中に居眠りをしていた時だけだ。
最近テストでは悪い点数取ってないし、今日は化学の授業がない……。
なんでだろ??