第4話

2話
291
2017/10/07 08:00
あなた

…。(ここが、化学準備室)

久しぶりに来るけど、かなり大きい部屋だ。



コンコン(ドアをノックし)
あなた

失礼します、岩田先生…今日は何で私を呼んだんですか?





少しイラついた感じで言ってしまった。。






でも、まぁ…ゲームのクエストを途中で止められたお返しってことで。





岩田先生
こらこら、怒んなって。
大体、呼ばなきゃいけなかったのはお前がいけないんだぞ?
あなた

そんなこと知らないんだけど…。




めんどくさい。





早く会話終わらせて帰ろう。






そう思っていると、ずっと隠していた“ある話題”を岩田先生が持ち出してきた





岩田先生
…姉さんから聞いたよ。
あなた

…何を?

岩田先生
……心臓の重い病気にかかっているんだろ?
なんでそれを僕に言わないんだ?
あなた

別に。
ただ言いたくなかっただけだし、それに…私が死んだって誰も知らん顔でしょ。

岩田先生
そんな訳無いだろ!?



岩田先生がそう怒りながら机を力任せに叩く。
あなた

本当のことを言っただけなのに。(ぼそっ)

岩田先生
あなたは望まれなくて産まれた子供じゃ無いだろ!?
あなた

………っ。(ぼそっ)

……ふざけるな。
岩田先生
お前な、喋るとははっきり喋れろよ!
あなた

望まれて産まれてきたお前に…。
ずっと幸せな人生を送ってきたお前に何が分かるんだよ!?






そう言い残し私は化学準備室から出て行った。






















あなた

悪いこと…しちゃったかな…?




今までずっと何かしらの形で岩田先生にはお世話になっていた。





それにあんなに怒ってくれた、私のために。








だからかもしれない。






今になって自分の心に後悔という二文字が滲み出ているのが分かった。






あんなに怒られたの…初めてだ。





あなた

……。





今になって涙が滲み出る。







あなた

なんで…なんで、私みたいな子がこの世に産まれてきなんだろ……?







~キャラクタープロフィール~



岩田 遥輝 (いわた はるき)
→あなたの学校の化学担当の先生
→あなたの母親の弟
→あなたの事を妹のように可愛がっている






~作者から~




すみません、読者様のお好みの名前を入力して頂けるように名前設定をしてみているのですが出来ているかわかりません…。

どなたか教えて下さい…🙇

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