第28話
26話
私は、この3日間…必死に生きようと努力してみた。
でも、やっぱりダメで。
遥に未だ告白も出来ていない。
けど、もう体も言うことを聞いてくれない。
息をするのも苦しいな。
私はそう呟く…。
声もあまり出なくなってしまい、もう何も出来なくなってしまった。
せめて、遥が私の病室に来るまで…頑張ろう。
私は心の中でそう誓った。
すると、
遥が病室に入ってきた。
もう、私にはこれぐらいしか出来ない。
でも、もう少しだけ、。
悪足掻き…してもいいよね?
ダメだ。
上手く喋れない。
それでも遥は懸命に私の話を聞いてくれようとする。
私は…第2の告白を試みた。
私が嬉しそうにそう言うと遥は耳を塞ぎ始めた。
遥、気づいちゃったのかな?
私がもう寿命が近いって…そう分かったから、この話を話し始めたのが。
私がそっと遥が塞いでいる耳にそっと手を添える。
遥、泣かないで?
私はね。
私はこの気持ちを伝えるだけなのにどれくらい時間がかかったのだろうか?
これで…心置き無く、眠れるな。