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第29話

26.5話 ~遥said~





嫌だ…あなたが失うのは。










何か…何か。










まだ何か、あるはずだ。











あなたが生きていける方法が。







先生…!






僕はあなたがお世話になっている先生に話があった。






医者
君は…付き添いの子だね。
どうかしたのかな?
…お願いです。
あなたを…五十嵐さんを助ける手はもう無いのですか!?








無理とわかっていた。






けど、やっぱり何もしないのは初めから負けと認めているのと同じだ。





医者
……君、“命を捧げても”彼女を助けたいと思っているのかい?
……助けたいです!
彼女が助かるのなら…僕の命なんていりません。






助けたい。








そう思う一心で気持ちを伝えた。







医者
実は…… 一つだけ、あるんだ。
成功する確率は非常に低いのだが…。
本当ですか?
そ、それって…どんな治療法なんですか…?
医者
移植…心臓の移植ですよ。
幸いにも彼女の病気は心臓を悪くする病気だったので。






希望が、見えた。





お金は僕が借金を抱えても必ず…返します。
ですから、移植をしてください…!
医者
それが…今は心臓の移植を提供している人があまりいなくてね…。







だったら……!









僕が提供をします…だから、彼女を助けてください!
医者
無茶です…!
提供の対象者は基本…。
でも、基本ですよね!?
お願いです、僕の人生……彼女に全て、捧げてあげたいんです!






無茶なお願いだとはわかっていた。











けど、僕が生きていても意味がない。














あなたがいない世界なんて…要らない。








医者
…本当に、最近の若者は。





そう言い頭を搔く先生。










医者
成功するが、私にも分からない…でも、彼女に生きていて欲しいと思う君の意見に私は貢献しようと思う。
先生…。







僕の思いが通じたのか先生が折れてくれた。














あなた、もし…手術が成功したら……僕の分まで生きてね。











~作者から~


移植の適任者は脳死をした人だけです。
また、適任者でも本人が移植を希望しない限り移植は出来ません。