〔翔真〕
僕はクラス表を見て今は学校を見回っている。
翔 「屋上行ってみようかな。」
ガチャ
翔「ふぅ〜」
屋上につくととても心地よい風が吹いていた。
翔「高校に入ってもいじめられたらどうしよう。
僕は一体どうすればいいんだ。」
そうつぶやいていると奥から物音が聞こえた。
ドンッ
翔「ビクッ」
僕は恐怖に襲われた。
そして恐る恐る
翔 「だっ誰?」
と恐る恐る聞いた。
?「あ?
誰だテメェー?」
翔「ビクッ」
僕はまたもやビクビクしてしまった。
そして恐る恐る
翔「僕は
山田 翔真です。」
と言った。
?「へー
俺の名前は
花園 葵だ。
その格好から見ると1年だな。
俺も1年なんだよろしくな!」
翔「あっ!
はい!」
へーこの人も僕と同じ一年なんだー。
葵「それにしても
お前のメガネダサいな?なんでそんなに分厚いんだ?」
急にそんなのことを言われたもんだから僕はびっくりした。
翔「僕すごく目が悪いからこれくらいのメガネじゃないと見れないんだ。」
葵「ふぅ〜ん。
そのメガネ一回外してみろよ❗️」
えっ!
何を言っているんだこの人は!
翔「それはできません!」
だって僕の顔を見てらふゆかいになるに違いない。
葵「なんでだよ❗️
いいから外せ!」
一瞬視界がふらついた。
そして僕は気づいた。
翔「めっメガネ返してください!」
僕はメガネを外されていた。
葵「嫌だね
だって俺が外さなかったら絶対お前外さなかったっ」
ほらやっぱり僕の顔をふゆかいなんだ
葵「やばいめっちゃ可愛い//」小声
翔「ん?
今なんて言いました?ていうか大丈夫ですか?てっ顔赤いですよ大丈夫ですか?」
小さすぎてよく聞き取れなかった。
葵「いやなんでもない。
ほらよっ//」
僕はメガネを返された。
翔「あっありがとうございます!」
葵「どうせお前友達できなさそうだから俺が友達になってやるよ!俺のクラスは1一Zだ!良く覚えとけ!」
翔「ほっ本当ですか?」
葵「あぁーお前結構面白いしな!」
僕はすごく嬉しかった!
だって初めての友達なんだもん!
そう言って花園くんは屋上を出た。
でも僕は一つ疑問に思っていたことがある。
なんであんなに顔赤かったのかなー?
でもすごく嬉しい!
同じクラスだし!
友達になってくれたし!
翔「今日は朝からついてるなー!」
と叫んで僕も屋上を出た。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。