家の前に翔真がいた。
公園に着くと、翔真とあなたはベンチに座って、しばらく喋っていた。
すると
あなたは沈黙が耐えきれず横を向いていると、翔真は手であなたの顔を触り、顔を自分の方に向けた。
翔真は舌を入れてきた
そして、翌日…
あなたはその場を素早く去った。
ただの噂か、冗談なのかもしれないが、あなたにとっては噂されるという事は少しはそう思わせるような事をしたんだと思っている。それもあなたにとってはショックで…
都合のいい時だけ連絡をして、自分は性欲を発散させる道具として使われていると感じて…
何人もの女子とあんな事をしているんだと想像するだけで…
悲しさ・苦しさ・怒り
グチャグチャな気持ちが一気に込みあげる。
歩斗と付き合ってた時に、翔真とした事を後悔した。もしこの時にちゃんと拒んでいたら今こんな事にはなっていなかった。
だが…
翔真の中に、少しでも自分がいられただけであなたにとっては嬉しかった。
そんな事を思う自分が情けなくて、翔真と雛乃や百合香が話しているのを見るたびに、自分に自信がなくなる。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。