親友に背中を押され行こうと思ったのだがやはり聞きにくい…
うじうじしているうちにHRの時間になってしまった
次の時間の休み時間に聞こう。
次の休み時間に聞こうと先延ばししているうちに放課後になってしまった。
それに私は大変な事をしてしまったのだ…
一ノ瀬くんの方から喋りかけてくれても私は全力で無視してしまった…
ああ、本当にやってしまった…
と言いながらしゃがんで私の目線に合わせてくる
なんて呑気な事を言う一ノ瀬くん
なんてへらっと笑って答える一ノ瀬くん
そう言って一ノ瀬くんは立ち上がり
と少し笑いながら言った
もう少し後でいいかな…
あの女の人のこと聞くの。
今はこの幸せを噛み締めたい
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。