まず最初に、あまり吹き出しのやり方わからんので、段落だけにしたいと思います。m(_ _)m
今日は中学一年の中でも一番大きな行事の宿泊の二週間前。あいつとは小学生の卒業式以来話してない。まぁ別にいいけど。
それでそいつとはクラスも変わり、私は嬉しいような悲しいような感情だった。
まぁ違うほうがいいに決まってるよ。
だってそいつには付き合ってる子がいるんだから。
小学校の時から付き合うとかまじ意味がわからなかった。ふざけるなと思った。今はラブラブなのか知らないけど、結構仲が良かったのは覚えてる。
授業中に焦って廊下を走ってく遅刻した姿は見っともないとしか思えなかった。腹が立った。自分にも、そいつにも。
休み時間、友達が『今日あいつ遅刻してんじゃん。w』と言ってきた。
『そうだねー。』とだけ言っといた。
私に聞いてきたのが嫌だったから。
ムラムラしたままその日は給食を食べた。そしたら衝撃的な言葉が聞こえた。
『あいつ、振ったんだってな。』
『な。まじびびった。』と。
私は目が自然に見開いてしまった。何故かはわからない。でもあいつに人を振る勇気があったのは意外だと思った。
…少し安心した気がした。
それから、掃除の時間、帽子で顔を隠して下を向いて歩いてた。
そしたら目の前に突っ込んできた人がいた。私は『わっ⁉︎』と言ってしまった。
顔を上げると、『よっ。久しぶり。』と声をかけられた。しかもあいつに。
私はつい無視をして通り過ぎてしまった。
(ヘラヘラしてんの。なんでいつも元気なの。意味わかんない。嫌だ嫌だ。嫌いだもん。戻るわけない。)
私はずっとそう思いながら1日を終えた。
次の日、
あいつは遅刻しなかった。不思議に思った。だってその次もその次の日も、ずっと遅刻しないんだから。最近あいつおかしいと思った。掃除行くときは相変わらずすれ違い、声をかけられる。
自分の彼女を振った後で、どうしてそんなに明るいのかわからなかった。
ナンパ野郎だと思った。
…ムカついた。気持ち悪かった。
…でも…目であいつを追ってる自分がいた…
…自分に
腹が立った。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。