BERNIE said
「おいっ!お前、しっかりしろよ____
その声は届いていなかった。
1時間前、俺はあの女が気になって調べてた。
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山城あなた19歳 学生 趣味は____...
山城、、?九龍じゃねぇじゃん。
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待てよ……?これ俺らが最近調べてる大企業と九龍の関係のやつ、、ってことはあいつは九龍と繋がってる。。
ふーん、自分からバラすとはいい度胸してんじゃねえかよ。
PEARL「おい、BERNIE何調べてんだ?」
PEARL「あの逃げた猫ちゃん?あーれ、あの((
PEARL「分かったって、笑」
「それって、、最近調べてるやつか?」
PEARL「おい!マジかよ」「ヤベェじゃん」
PEARL「あーれーまたまた、本気か?」
「9なんかに知られてみろ、お前殺られるぞ?笑」
9「俺が何やて?」
PEARL「噂をすれば笑笑」
「まっ、ほどほどにしとけよ?」
パソコンを起動し慣れた手つきで操作する。
防犯カメラの映像を探るとすぐ見つけた。
あ、何で探れるかって?
俺様hackerだよ?このBERNIE様にかかればお手の物。
そこに映っていたのは、知らない男数人に囲まれるあなたの姿だった。
俺は何を思ったのか、大急ぎで部屋を飛び出していた。
着くのにそう時間はかからなかった。
慌てながらあなたを探す。
さっきの男に殴られる前___
遅かった。その男のところに届いたのは
あなたが殴られてからだった。
その声は届いてなかった。
next➡︎再開2
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。